「確かな力が身につくJavaScript 超入門 第2版」という本を読んだ。
結論から言うと、脱初心者した自分には不要な本だった。
感想
「そういえばJavaScriptの入門本って一冊も読んだことないなー」と思って、試しにこの本を読んでみたけど
内容が入門すぎて自分にはまるで役に立ちませんでした。
まぁ本のタイトルに”超入門”ときちんと書いてくれているので、タイトルをきちんと見なかった自分が悪いだけの話ですけどね😓
なので、全体的にサラサラーッと読み飛ばしたのですが、ただ全体を通して2点気になる点がありました。
1つ目は「分かりやすさを重視しすぎてそれ意味違くね?」となってしまっている点です。
例えば、以下のようにオブジェクトのインスタンス化についての説明のときに「言葉の響きが難しいことから本書では初期化と呼んでいます」と書かれていますが、初期化とインスタンス化って似てるようで全然違う意味ですよね・・・?
いやまぁ、初心者の人にインスタンス化のことを説明するのは結構難しいと思うので、これはこれで「仕方ないよねー」という気もするのですが、でも意味が違うまま説明していいものなのかなぁ・・と考えてしまいました。
あと2つ目は「jQueryのajaxを使わず純正のfetch関数を使えばいいのでは?」という点。
私の言いたいことは以下の記事にまとめてられていたので、詳細は割愛しますが、
【JavaScript】今更だけど、ajaxするにはfetchでいいよ話。$.ajaxは要らないしxhrは使わなくてok。getもpostもできるよ。 – Qiita
この本の発行日って2019年9月らしいんですよね。
だったらfetch関数を使って説明したらよかったのでは・・・?とちょっと思ってしまいました。
以下の記事(2018年10月当時)でも推奨されてますし。
ネットワーク通信は
jQuery.ajax
ではなく、window.fetch
が推奨されます。ただし、fetch 自体が冗長な使い方を必要になるケースが多く、post を多用する場合は axios の方がよく使われます。いずれも Promise ベースの API です。 Fetch 概説 – Web API インターフェイス | MDN axios/axios: Promise based HTTP client for the browser and node.js
まぁfetch関数を説明する場合は、promiseや非同期についても説明しないといけなくなるのでちょっと厳しいかもですが、それだったらもうajaxの説明自体をなくしてしまって、まったく別のことを説明したら良かった気がします。
JavaScriptって覚えなきゃいけないことが膨大にありますし、別にajaxは優先して覚えなきゃいけないものでもない気がするので・・・。
あとajaxの部分は、そもそも説明が少ない気がしたので「あれだけで初心者の人が理解できるのかなぁ」とも思いました。
まぁなんやかんや書きましたが、
全体的にかなり易しい内容になっているので、プログラミングの最初の1冊としてはかなりオススメできる本だと思います。
逆に他の言語をかじっていたり、多少プログラミングをさわったことある人にはオススメできない本です。簡単すぎるので。
おわり
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