「実践Node.js入門」という本を読んだ。
結論からいうと、良本だった。
書評
思ったこと箇条書き。
どんな本か
- Node.jsをはじめとして、
- 「昨今のWEB開発はこんな感じだよ」
- 「こんな感じで開発進めていくと良いよ」
- 「こんな所に注意すると良いよ」
などを学べる本。
読者想定
- おそらく、「ある程度WEB開発やってきました」な人
- 初心者がいきなりこの本を読むと、意味不明すぎて死ぬと思います
読むのにかかった時間
- 8時間くらいかも
よかった点
- 著者の経験から来る話がかなり参考になった
- Expressの話で、「テストを書くときにresオブジェクトをHandlerにわたすとテストしにくいっすよね」的な話とか実務で使えそうな考えが多くて参考になった
- アプリのボトルネックの検出方法が具体的に書かれていて参考になった
- Node.jsはシングルプロセス・シングルスレッドなので「なるべく長いループはすべきでない」とか「処理は専有する処理は避けるべき」とか、言われてみればまぁそうだよねというのを改めて再確認できた感。
- アクセスが多くないアプリだと、そんなに意識しても意味ないかもだけど、普段から意識してコードを書くのに越したことはないので、今後は気をつけようと思った。
- 全体的に、タイトル通り「実践」に恥じない内容だった
思った点
- 自分は、この本の内容はほとんど知ってる内容だったので、かなり早いスピードで読めたほうだと思うのですが、知識や経験が少ない人が読むとかなりキツイ気がした。
- すごいスピードで色々な技術についての説明があるので、「これを初見で読んで分かる人いるのか・・・?」と思った。
- たとえばReactのuseEffectとか、これ1つだけでも理解するの結構キツイと思うし、Node.jsのStreamとかEventEmitterとかも初見だと意味不明だった記憶があるので、「これだけの説明で分かる人いるのか?」と思った。
- でも最近のWEB開発を理解しようと思ったらここらへんは必須だし、まぁ著者的には説明せざる得ないんだろうなぁ感。
- というか、Node.jsのことを1冊の本で説明するのは相当キツイ気がする。
- Node.jsを理解しようとすると、Node.jsを含めた最近のWEB界隈のエコシステム的なものも、ある程度全部理解する必要があるので、まぁキツイよねという・・。
- フロント側でProxyサーバーを立てて、CORSを回避する・・みたいなことが説明されてたけど、「これってどういうシーンで使うんだろう」 と思った。
- フロントでサーバー立てたら、そこにもムダに金かかるし、普通にバックエンドでCORS設定するだけで良いのでは・・・?と思った。S3+SGとかでホスティングするならProxyサーバーとか立てれないし・・・実践Node.js入門。
- VPSとかで自前でホスティングするならこういう選択肢もあるよって話なのかな。
- なぜこの説明を入れたのが、著者の意図がよく分かりませんでした(たぶん自分の知識が浅いせい)。
- 「実践Node.js入門」と書いてるので「Node.jsに入門するための本なんだな」と勘違いする人がいるかもだけど、実際は「Node.jsを実践的に使うために必要な知識を入門する本」という感じだったので、少なくても初心者向けではない。
悪かった点
- 特になし
おわり
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