オライリー社の「JavaScript第7版」(通称:サイ本)という本を読んだ。
結論からいうと、普通だった。
書評
どんな本か
- JavaScriptのことを超深く学べる本
読者想定
- 「JavaScriptを書くのにかなり慣れていて、かつ、コンピューターサイエンスの知識が浅く広く持っている人向けの本」の人を想定していると思われます
- 例えば「Node.js」とか「文字コード」とか、エンジニアなら知ってて当たり前の知識がある前提で最初から話が進みます
- なので、初心者が読むと最初の数ページで即死すると思います。(少なくてもプログラミング歴1年以上とかのレベルでないとキツイ)
読むのにかかった時間
- 30時間くらい
良かった点
- 内容がおそろしく濃い
- すでに知ってる内容でも、新しい発見や気付きがかなりあった
- 今まで何となく理解していた部分の理解度を底上げしてくれたり(例えば非同期の部分のcatchの扱いとか)
不満だった点
- 図解がほぼ0
- 翻訳しました感ありありの文章なので、読むのがしんどい
- 全部のページで文章がギッシリ
まとめ
一言でまとめると「良い本だな」でした。
ただ、良い本だなとは思ったのですが、「実務レベルでここまで必要じゃないよね」ってレベルの話が多かったので、自分のような凡人プログラマにはちょっと持て余すなぁ・・って感じでした。
実際、以下のようなページは、読む時間がなくて全部読み飛ばしてしまいました。(全体の3割くらい読み飛ばしました・・)
- 「コレを読んでも絶対実務で役に立たないな」ってページ
- 「内容が高度すぎて理解するのにめちゃくちゃ時間かかりそう」なページ
あと、技術書の中でも特に値段が高いので、「これを買うくらいなら他の本を買ったほうが良いのでは・・」って気がしてしまいます。
▲驚異の5,000円超え
なので個人的には、JavaScriptのことを学びたいなら、以下のコードマフィア氏の書いた「独習JavaScript」のほうがいいと思います。
以下、こちらの本のほうが良いと思う点です。
- 図やイラストも多い
- 平易な文章で書かれているのでめちゃくちゃ分かりやすい
- 実務レベルで役立つ知識ばかりが紹介されているので効率的にレベルアップできる
- それでいて「実行コンテキスト」や「thisの仕組み」と言った、踏み込んだ内容まで紹介されているので、表面的な理解だけで終わることがない
- 安い(3,000円台)
2022年02月現在、JavaScriptを学習したいならこの本一択と言っても過言ではないレベルで神本だと思うので、ぜひこちらをオススメします。
おわり
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