引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Unix-like
調べたことをザックリとメモ。
- UNIX
- すべての始祖なOS。
- ベル研究所(AT&T)が開発した。
- BSD
- UNIXのオープンソース版OS。
- UNIXがまだ商用利用される前に、カリフォルニア大学バークレー校の人が「UNIXちょうだい」とベル研究所の人にお願いしてもらったものを、改造+αしたUNIXをBSD(Berkley Software Distribution)と名付けて勝手に配布するようになった。
- だけど途中から、ベル研究所の親会社であるAT&Tが「UNIXを商品として販売するぜ」と決めたので、それに伴ってバークレー校の人たちに「これ以上BSDを勝手に配布するな」と勝手に配布するのを禁止した。
- 禁止されてからは、BSDを手に入れるには「AT&Tの許諾」と「お金」が必要になった。
- 営利目的の場合は2万ドルくらい必要。
- 非営利目的の場合は200ドルくらいでOKだったらしいけど、その代わりソースコードをいじるのがNGだったっぽい。
- なのでオープンソースとは言え、最初は完全自由なOSだったけど、途中からは自由がないOSになった。
- FreeBSD
- 自由がなくなったBSDに嫌気が指した人たちが作った、完全無料でオープンソースなBSD。
- Linux
- UNIXを真似て作ったオープンソースなOS。厳密に言うとOSではなくてカーネル。
- リーナスがMinix(Unixの勉強用みたいなヤツ)に不満を覚えたために作ったらしい。
- OSを人間で表現すると、カーネルは脳ミソみたいなもの。それ単体では機能しない。手足となる色々なソフトをインストールしてはじめて動くようになる。
- Linux(カーネル)といろいろなソフトを組み合わせたものを「ディストリビューション」という形で色々なベンダーから提供されているわけだけど、厳密にいうとディストリビューションのことをLinuxと表現するのは狭義の意味では間違っている。
- GNU
- 「UNIXみたいなOSをフリーのプログラムだけで作ろうよ」なプロジェクト。
- Linuxはカーネルなので、それ単体では動かない。なのでGNUプロジェクトのソフトと組み合わせて配布されることが多い(というかほぼ100%そうらしい)。
- つまり、Linuxは実質「GNUのソフトありき」なのだから「LinuxのことはGNU/Linuxと呼称すべきだ」とGNUプロジェクトのリーダーの人は主張してるらしい。
- GNUでは「GNU Hurd」というカーネルが採用される予定だったらしいが、Linuxの方がはやく完成し、しかも出来がよかったためにLinuxを採用するベンダーばかりになった。ただ「GNU Hurd」を採用しているOSもある。例えば「Debian GNU/Hurd」など。
- Mac
- BSDから派生したOS。
- Macが安定している理由はもとが安定したBSDだかららしい。
- Windows
- 他のOSなど関係なく、Microsoftが独自に作ったOS。
- 「我が道を行く」なやり方で、クライアントPCのシェアを根こそぎ奪い取ったスゴいOS。
- Windows Server
- WindowsのサーバーverなOS。
- 日本ではサーバーOSに50%以上使われているらしい。(2017年の国内サーバOS市場、Windows Serverが52%、Linuxが24.8%。クラウドによりLinuxが高成長を維持。IDC Japan - Publickey)
おわり
参考にしたページ:ハッカーの系譜⑨オープンソースの巨人たち – THE ZERO/ONE
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