このページでは、
-
- 「バーチャルサラウンドってなんなの?」
- 「バーチャルサラウンドってどういう意味なの?」
という人向けに、「バーチャルサラウンド」という言葉の意味について紹介したいと思います!
バーチャルサラウンドとは?
バーチャルサラウンドとは、
サラウンドな音源の「どこからどういう音が出る」という情報を元に、サラウンドちっくなステレオ音声に加工する技術
です。
(日本語訳だと「疑似立体音響」と言ったりします。)
これだけじゃ「どういうことなの?」という人もいると思いますので、例を出しますね。
例えば、DVD・Blu-rayに収録されている一部の映画って
サラウンド音声(5.1chなど)で収録されていますよね。
サラウンド音声とは、つまり、
- フロントスピーカー:Aという音が出力される
- センタースピーカー:Bという音が出力される
- リアスピーカー:Cという音が出力される
- サブウーファー:Dという音が出力される
みたいな音の情報が収録されているわけです。
動画配信サービスの中でも
- Netflix
- Amazonプライムビデオ
などはサラウンドに対応していたりします。
で、
通常、このようなサラウンド音声は、複数のスピーカーを設置して楽しむものなのですが
サラウンド環境を構築するのって
- それなりにお金が必要だし
- 場所も必要だし
- ある程度の知識も必要だし
という感じで、敷居が高いんですよ。
こういう風なAVアンプも買ったりしないといけませんしね↓。
そこで!
そんな「サラウンド環境なんて構築できないよ!」という人のために
「バーチャルサラウンド」という技術が生まれました。
「バーチャルサラウンド」とは、「どこからどういう音が出る」というサラウンド音源の情報を元に、ステレオのスピーカーだけで
- 前方からAという音が出力されている(・・・風に聴こえる)
- 前方真ん中からBという音が出力されている(・・・風に聴こえる)
- 後方からCという音が出力されている(・・・風に聴こえる)
- 全体からDという音が出力されている(・・・風に聴こえる)
という風に「まるでサラウンド音源かのような音をステレオ環境で再現する」技術のことをいいます。
「2つのスピーカーだけでサラウンドを表現するとかムリじゃね?」と思う人は
以下の動画(14秒目くらいから)を、ヘッドホン(もしくはイヤホン)を付けて視聴してみてください。
ヘッドホンで聴いているのに「ヘリコプターが上の方を飛んでいるなぁ~」という感じがしますよね?
こういう風な技術のことを「サラウンド」「立体音響」などと呼んだりするのですが、これをステレオ環境で擬似的に(バーチャルに)に再現するのが「バーチャルサラウンド」というわけです。
まとめ
できるかぎり専門的な言葉を使わずに説明してみたのですが、理解していただけたでしょうか?
ちなみにですが、「3Dサラウンドに対応しています!」みたいに謳っているサウンドカードやヘッドホンの中には
ステレオな音源をサラウンドちっくに加工する技術
のことを指していることがあるので、注意してください!
つまり、以下の2つは似ているようでまったくの別物です!
- ヘッドホン(ステレオ)で、サラウンドな音源をサラウンドちっくにして聴ける
- ヘッドホン(ステレオ)で、ステレオな音源をサラウンドちっくにして聴ける
前者がバーチャルサラウンド。
後者はバーチャルサラウンド(偽物)です!(エフェクトでサラウンドちっくに見せかけてるだけ)
以上、参考になればうれしいです!
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