ミニフォーン端子、RCA端子・光デジタル端子の違い

パソコンでは

  • ミニフォーン端子(「ミニ端子」「3.5mm端子」などとも呼ばれる)
  • RCA端子
  • 光デジタル端子

という3つの音声端子がよく使用されます。

 

このページでは、この3つの端子の違いについて紹介したいと思います!

違い

違いを以下の表にまとめてみました!

  ミニフォーン端子 RCA端子 光デジタル端子
画像
音質の良さは? (接続する機器による)
ノイズの入りにくさは?
チャンネルセパレーションは?

:とても良い
:良い
:わからない

 

主な違いは、この3点だと思います。

順番に見ていきましょう!

音質の良さは?

以下の2つの音質は同じです。

  • ミニフォーン端子
  • RCA端子

 

光デジタル端子は、接続する機器の「DAC」「アンプ」などによって音質が決まります。


参考DAC・アンプ・サウンドカードの違い

ノイズの入りにくさは?

以下の2つは、ノイズの入りにくさは同じです。

  • ミニフォーン端子
  • RCA端子

 

光デジタル端子は、”デジタル”なのでノイズは入りません!

チャンネルセパレーションは?

チャンネルセパレーションとは「左右の音がどれだけはっきり分離しているか」ということです。

チャンネルセパレーションが悪いと

  • 右から聴こえるべき音が左からも少し聴こえる
  • 左から聴こえるべき音が右からも少し聴こえる

みたいなことが起こる場合があります。

 

ミニフォーン端子は、以下のような感じで

がそれぞれ共通のマイナス端子(GND)を使っているので、端子の劣化によって、チャンネルセパレーションが悪くなる可能性があります。


参考ミニフォーンプラグの2極・3極・4極・5極の違い

 

それに対して、RCA端子は、左右が

  • 赤(右)
  • 白(左)

という風に完全に分離していて、それぞれが別々のマイナス端子(GND)を使っているので、チャンネルセパレーションが悪くなることはありません!

 

また、光デジタル端子も、”デジタル”なのでチャンネルセパレーションが悪くなることはありません!

高級機はRCA端子が多い。なぜ?

高級なオーディオ機器には、ミニフォーン端子ではなく、RCA端子が採用されていることが多いですが

これは

  • ミニフォーン端子は、RCA端子と比べると構造的に壊れやすい
    ⇒トラブルの元になりやすい 
  • 高級機を買うような人は、RCA端子を好む
    ⇒RCA端子を搭載したほうが売れやすい

などの理由からだと思います。

どれを使えば良いか?

ここまで見てくださった人は

「結局、どれを使えばいいの?」

「どれが一番音質がいいの?」

と思われているかもしれませんが、端子ごときで変わる音質なんて無視できるレベルなので、どれを使ってもOKです!

 

例えば

  • 端子の種類
  • 端子のグレード(価格の高さ)

などで変わる音質なんて、たかだが1レベルくらいなんですが

 

それに対して

  • スピーカー
  • アンプ
  • DAC

などを変えると100レベル単位で音質が変わったりするわけです。

 

なので、それを考えると

「端子の種類とかグレードなんてほとんど無視できるレベルだよね」

「端子とかにお金をかけるくらいなら、まずはスピーカーなどにお金を掛けたほうが良いよね」

と言えるわけです!

まとめ

というわけで

・それぞれの端子で違うのは形状だけ

・なので自分の機器にあった端子、ケーブルを選べば良い

という記事でした!

 

以上、参考になればうれしいです!

コメント