サウンドカードには
- サラウンド対応
- サラウンド非対応
- バーチャルサラウンド(疑似サラウンド)対応
の3種類があります。
このページでは、この3種類の違いについて紹介したいと思います!
違い
名前の通りなのですが
ザックリ言うと以下のように違います。
- サラウンド対応・・・サラウンドに対応している
- サラウンド非対応・・・サラウンドに対応していない
- バーチャルサラウンド対応・・・サラウンドには対応していないが、サラウンドっぽい音を出すことができる
詳しく違いを見ていきましょう!
サラウンド対応
文字通り、サラウンドに対応しているサウンドカードです。
サラウンドに対応しているので、サラウンドをするためのアナログ端子が付いています↓。
▲これは5.1ch対応のサウンドカード 左から
となります。 |
これらの端子にすべてのスピーカーを接続した状態で、
- サラウンドに対応した再生ソフトで、
- サラウンド音源を再生すれば、
サラウンドとして聴くことができます。
例えば、以下のサウンドカードなどは、サラウンドに対応しています。
ちなみに、アナログ端子のサラウンドに対応している「スピーカー」はほとんど存在しなくて、以下のスピーカーくらいしか選択肢がありません。
逆に「ヘッドホン」だと、以下のヘッドホンなどがアナログ端子のサラウンドに対応しています↓。
サラウンド非対応
文字通り、サラウンドに対応していないサウンドカードです。
サラウンドに対応していないので、サラウンドをするための端子がありません。
例えば、以下のサウンドカードなどは、サラウンド非対応です。
バーチャルサラウンド対応
最後に、バーチャルサラウンド対応のサウンドカードについてですが
「バーチャルサラウンド」には以下の2つの意味があります。
- ヘッドホン(ステレオ)で、サラウンドな音源をサラウンドちっくにして聴ける
- ヘッドホン(ステレオ)で、ステレオな音源をサラウンドちっくにして聴ける
前者は、サラウンド音源の「どこからどう聴こえてくる」という情報を元に、サラウンドちっくなステレオに仕上げるので、「おお!サラウンドっぽいな!」という音を聴けますが
後者は、ステレオな音源をサラウンドに聴こえるようにエフェクトで”加工”するだけなので、正直言って「サラウンドと名乗るのはムリがあるだろ!」というレベルの音です。
これがサラウンド・・・?
なので、前者と後者では、バーチャルサラウンドとしての”格”がまったく違うので注意しましょう。
(ちなみに、ほとんどのサウンドカードは前者なのですが、中には後者があります)
というわけで
前者のサウンドカードを使って
- サラウンドに対応した再生ソフトで、
- サラウンド音源を再生すれば、
サラウンドちっくにして聴くことができます。
後者のサウンドカードなら
- どんな音源でも、
- どんな再生ソフトで再生しても、
サラウンドちっくにして聴くことができます。(「サラウンドと名乗るにはおこがましいだろ」というレベルのサラウンドですが)
最後に
前者としては、以下のようなサウンドカードがあります。
後者としては、以下のようなサウンドカードがあります。
ちなみに、バーチャルサラウンドに対応しているサウンドカードは「3Dサラウンド対応!」みたいに謳っていますが、前者か後者かは記載していないことが多いので
どちらか知りたい場合は、このように↓メーカーに直接問い合わせて「どっちなの?」と確認するしかありません。
▲「BSHSAU01BK」というサウンドカードが前者なのか後者なのかを問い合わせた結果
あと、先ほど紹介しましたが
- ヘッドホン(サラウンド)で、サラウンドな音源をサラウンドで聴ける
という風に、サラウンドに完全対応したヘッドホンもあったりします↓。
まとめ
というわけで
紹介したように、サウンドカードには
- サラウンド対応
- サラウンド非対応
- バーチャルサラウンド対応(疑似サラウンド)
の3種類があるので
「パソコンでサラウンドを楽しみたい!」と思っていて、サウンドカードの購入を検討をしているような人は、購入の際に注意しましょう!
ちなみに、Windows10標準の「Windows Sonic for Headphones」という機能を使えば、普通のヘッドホンでもバーチャルサラウンドを楽しむことができたりしますよ↓。
このページは以上です!見てくれてありがとう!
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