NVIDIAのGeForceシリーズの「Ti」とは?

NVIDIAが販売しているGeForceシリーズには「Ti」と付いているGPUがあります。

 

例えば

  • GeForce RTX 2080 Ti
  • GeForce RTX 2080

というふうに。

 

このページでは、この「Ti」の意味について紹介します。

「Ti」とは?

結論から言うと

Ti」というのは「無印版のGPUと比較するとTiの方が高性能だよー」というのを表しています。

 

つまり

  • GeForce RTX 2080 Ti ←こっちのほうが性能が上
  • GeForce RTX 2080

というのを表しています。

「Ti」の略

Ti」というのは「Titanium」(チタン)で略で

「鉄より軽いのに硬い」みたいなイメージから「通常版より高性能だよ!」みたいな意味で使われているようです。

なぜ「Ti」が使われている?

「そもそもなんでTiとか付ける必要あるの?」
「数字を大きくした方が良くない?」

という話ですが、Geforceシリーズでは

RTX 2080 Ti
│ 
│  「無印版より高性能だよ!」という意味
│  
│  │ GPUのシリーズ内番号
│  │ この数値が高いほど高性能
│  
│ GPUのシリーズ
│ この数字が高いほど最新

GPUのグレード
GS → GT → GTS → GTX → RTXみたいな順番となります (RTXが最新でGSが古い)

というふうに命名規則が決まっているのですが、

見てもらったらわかるように、GPUのシリーズ内番号

  • RTX 2010
  • RTX 2020
  • RTX 2030
  • RTX 2040
  • RTX 2050
  • RTX 2060
  • RTX 2070
  • RTX 2080
  • RTX 2090

の9通りしか命名できません。

 

なので

「RTX 2080よりは高性能だけど、RTX 2090よりは低性能だなぁ」

みたいなGPUが生まれてしまった場合、命名することができません。

 

これでは困るので

例えば、RTX 2080とRTX 2090の中間くらいのGPUの場合は「RTX 2080 Ti」という名前を付けることにしよう!

みたいな感じで命名するために「Ti」が生まれました。
(要するに、番号が足りないから「Ti」というややこしい名前が生まれた というのが真相です)

ちなみに、過去には「Ti」を使っても差を埋められなかったので、「GTX650 Ti Boost」という名前のGPUが発売されていたこともありました↓。

GT610 < GT620 < GT630 < GT640 < GTX650 < GTX650 Ti < GTX650 Ti Boost < GTX660 < GTX660 Ti < GTX670 < GTX680 < GTX690

まとめ

というわけで

Ti = 無印版より高性能という意味

Ti = Titanium(チタン)の略で「通常版より高性能だよ!」みたいなノリで付けられた

Ti = 命名の番号が足りないので作られた

という内容でした!

以上、参考になればうれしいです!

コメント

  1. unsony より:

    >なぜ「Ti」が使われている?
    >GPUのシリーズ内番号~9通りしか命名できません。
    >「RTX 2080よりは高性能だけど、RTX 2090よりは低性能だなぁ」
    >みたいなGPUが生まれてしまった場合、命名することができません。

    「1桁目は?」と疑問しか湧かない。

    例)RTX 2085
    でOK。

    実際、あなたの言葉でいう「GPUのシリーズ」で言うと、
    「GTX1060」→「10」の後継機で
    「GTX1660」→「16」と1桁目を使っている。

    なので

    「なぜ「Ti」が使われている?」の解答になっていない。

    「まとめ」欄の「Ti = 命名の番号が足りないので作られた」も嘘になる。