このページでは、
- DAC
- アンプ
- サウンドカード
の違いについて紹介したいと思います!
- 違い
- 例
- ①マザーボード(DAC+アンプ+ミニジャック)+ヘッドホン(ミニプラグ)
- ②マザーボード(DAC+アンプ+ミニジャック)+アクティブスピーカー(ミニプラグ、アンプ)
- ③マザーボード(DAC+アンプ)+PC内蔵アクティブスピーカー
- ④マザーボード(HDMI)+PCモニター内蔵アクティブスピーカー(HDMI+DAC+アンプ)
- ⑤内蔵サウンドカード(DAC+アンプ+ミニジャック)+ヘッドホン(ミニプラグ)
- ⑥内蔵サウンドカード(光角型ジャック)+アクティブスピーカー(光角型プラグ+DAC+アンプ)
- ⑦内蔵サウンドカード(光角型ジャック)+プリメインアンプ(DAC+アンプ)+パッシブスピーカー
- ⑧外付サウンドカード(USB+DAC+光角型ジャック)+プリメインアンプ(アンプ)+パッシブスピーカー
- 音質が良い順
- まとめ
違い
ザックリ違いを言うと、以下のようになります。
- DAC:デジタルからアナログに変換する機能のこと。(Digital to Analog Converterの略)
- アンプ:音を大きくする機能のこと。
- サウンドカード:DACとアンプが搭載された機器のこと。
例えば、サウンドカード付きのデスクトップパソコンで図解すると
以下のようになります↓。
例
文章でグダグダ紹介するより、具体例を交えつつ
- DAC
- アンプ
- サウンドカード
を紹介した方が分かりやすいと思うので、いくつか例を紹介したいと思います!
①マザーボード(DAC+アンプ+ミニジャック)+ヘッドホン(ミニプラグ)
パソコンでmp3ファイルを再生して
マザーボード付属のミニジャック端子にヘッドホン(またはイヤホン)を挿して聴くパターンです↓。
ほとんどの人は、このパターンで音楽を聴いてるんじゃないかなーと思います。
この場合、
マザーボードに付属している「DAC」「アンプ」を使用するので、音質はあまり良くありませんが
高級なヘッドホン(またはイヤホン)を使えば、そこそこな音質まで上げれたりします!
高級なイヤホンの例↓。
高級なヘッドホンの例↓。
②マザーボード(DAC+アンプ+ミニジャック)+アクティブスピーカー(ミニプラグ、アンプ)
パソコンでmp3ファイルを再生して
マザーボード付属のミニジャック端子にアクティブスピーカーを挿して聴くパターンです↓。
このパターンで音楽を聴いてる人もそこそこ多いんじゃないかなー、と思います。
この場合、
マザーボードに付属している「DAC」「アンプ」を使用するので、音質はあまり良くありませんが
高級なアクティブスピーカーを使えば、そこそこな音質まで上げれたりします!
安価なアクティブスピーカーの例↓。
高級なアクティブスピーカーの例↓。
③マザーボード(DAC+アンプ)+PC内蔵アクティブスピーカー
パソコンでmp3ファイルを再生して
パソコン内蔵スピーカーで聴くパターンです↓。
ノートパソコンを使っている人で「聴ければ何でもいいや!」みたいな人は、このパターンで聴いてる人が多いんじゃないかと思います。
この場合、
マザーボードに付属している「DAC」「アンプ」を使用するので、音質はあまり良くありませんし
パソコンに内蔵されているスピーカーなんて、うんちレベルです。
つまり、音質は最悪です。
④マザーボード(HDMI)+PCモニター内蔵アクティブスピーカー(HDMI+DAC+アンプ)
パソコンでmp3ファイルを再生して
HDMI接続しているディスプレイの内蔵スピーカーで聴くパターンです↓。
デスクトップパソコンを使っている人で「聴ければ何でもいいや」みたいな人は、このパターンで聴いてる人が多いんじゃないかと思います。
この場合、
マザーボードに付属している「DAC」「アンプ」を使用するので、音質はあまり良くありませんし
ディスプレイに内蔵されているスピーカーの音質なんて、うんちレベルです。
つまり、音質は最悪です。
⑤内蔵サウンドカード(DAC+アンプ+ミニジャック)+ヘッドホン(ミニプラグ)
パソコンでmp3ファイルを再生して
内蔵サウンドカード付属のミニジャック端子にアクティブスピーカーを挿して聴くパターンです↓。
「音質を少しでも上げたいなぁ~」みたいな人は、このパターンで聴いてる人が多いんじゃないかと思います。
この場合、
(使用するサウンドカードの性能にもよりますが)サウンドカードに付属している「DAC」「アンプ」を使用するので、マザーボードより高音質になりがちです!
また、高級なヘッドホン(またはイヤホン)を使えば、そこそこな音質まで上げれたりします!
高級な内蔵サウンドカードの例↓
⑥内蔵サウンドカード(光角型ジャック)+アクティブスピーカー(光角型プラグ+DAC+アンプ)
パソコンでmp3ファイルを再生して
内蔵サウンドカード付属の光角型ジャックにアクティブスピーカーを挿して聴くパターンです↓。
この場合、
使用するアクティブスピーカーの性能(DAC、スピーカー自体の音質)に左右されますが、基本的にそこそこな音質が期待できます!
ちなみに、私はこの組み合わせで音楽を聴いています!
使用しているのは
- サウンドカード:Xonar DG
- アクティブスピーカー:GX-500HD
です!
ちなみに、「マザーボードに光角型ジャックが付いているよ!」という場合は
以下のような形で接続可能です。(サウンドカード不要)
⑦内蔵サウンドカード(光角型ジャック)+プリメインアンプ(DAC+アンプ)+パッシブスピーカー
パソコンでmp3ファイルを再生して
内蔵サウンドカード付属の光角型ジャックとプリメインアンプを繋いで、プリメインアンプからパッシブスピーカーに出力して聴くパターンです↓。
おそらく、この組み合わせが一番、値段の割に高音質が期待できます。
なので「高音質にしたい!」という人は、とりあえずこのパターンを検討してみると良いと思います。
プリメインアンプの例↓。
パッシブスピーカーの例↓。
⑧外付サウンドカード(USB+DAC+光角型ジャック)+プリメインアンプ(アンプ)+パッシブスピーカー
もはや「音質のためにここまでやるの?」という感じですが
パソコンでmp3ファイルを再生して
それをUSB接続で外付けサウンドカードに送ってDACで変換、それをプリメインアンプに送って増幅、それをパッシブスピーカーに流して聴くというパターンです↓。
「⑦と何が違うの?」
という話ですが、⑦との違いは
- DAC:サウンドカード
- アンプ:プリメインアンプ
という風に「それぞれが得意な部分を役割分担したら、更に高音質が期待できるんじゃね?」みたいな理屈です。
ちょっと僕もよくわからない領域ですし、正直「ムダじゃね?」という気もしますが
音質を追い求めたい人はぜひチャレンジしてみましょう!
高級な外付けサウンドカード(DAC付き)の例↓。
ちなみに、「ここまで音質にこだわるくせに音源はMP3なのかよ!」という感じですので
ここまで環境にこだわるような人は、音源も可逆圧縮(.flacなど)や非圧縮(.wav)などにしたほうが良いと思います。
音質が良い順
一般的には
⑧ = ⑦ > ⑤ = ⑥ > ① = ② > ③ = ④
=:ほぼ同じ
>:左の方が優れている
という感じの順番で、
まとめると、
- ⑦と⑧
→1番音質が良い
- ⑤と⑥
→2番目に音質が良い
- ①と②
→3番目に音質が良い
- ③と④
→4番目に音質が良い
みたいな感じになるのかなーと思います。
※もちろん、使用する機器によって順番が異なる場合もあります
まとめ
というわけで再度まとめると
- DAC:デジタルからアナログに変換する機器
- アンプ:音を大きくするための機器
- サウンドカード:DACとアンプが搭載された機器
です!
ちなみに、音質にこだわりたいなら
・音質にこだわりたいなら「DAC」「アンプ」は、マザーボード付属のものを使わないようにする
・スピーカーは高いヤツを買う
という2点を守れば、幸せになれるかもしれません!
以上、参考になればうれしいです!
コメント
非常にわかりやすく図解されており、オーディオ初心者の私にとって大変勉強になりました。
このサイトに辿り着くことができて本当に助かりました。
ありがとうございました。