サウンドカードには「デイジーチェーン接続」という端子が用意されている場合がありますが
「そもそもデイジーチェーン接続って何なの?」
という人向けに、デイジーチェーン接続について紹介したいと思います!
デイジーチェーン接続とは?
デイジーチェーン接続は
デイジーチェーン端子で繋がったサウンドカードのマイク入力音声を共有できる接続方法
です。
例えば、3台のパソコンでつなぐ場合は
PC1 PC2 PC3 サウンドカード ↔ サウンドカード ↔ サウンドカード ↔:3.5mmケーブル
という感じに繋いで使用します。
このように繋いだ場合、それぞれのパソコンに接続したマイクの音声を、すべてのサウンドカードで聴けるようになります。
例えば、
- PC1を使っている人がマイクを通して「あああッ!」と喋ると・・・
→PC2とPC3のサウンドカードから「あああッ!」と聴こえる
- PC2を使っている人がマイクを通して「あああッ!」と喋ると・・・
→PC1とPC3のサウンドカードから「あああッ!」と聴こえる
- PC3を使っている人がマイクを通して「あああッ!」と喋ると・・・
→PC1とPC2のサウンドカードから「あああッ!」と聴こえる
みたいな感じになります。
ちなみに
デイジーチェーン=数珠つなぎ
という意味です。
デイジーチェーンのメリット
「デイジーチェーンってどういう場面で使うの?」という人のために例を出して紹介します。
例えば、FPSゲーム(銃で撃ち合いするゲーム)で
- 3人 vs 3人
で対戦することを想定してみましょう。
FPSゲームではチームワークが非常に重要なので、マイクで
- 「お前は右側の敵を頼む!」
- 「俺は左側をやる!」
などと常にコミュニケーションを取りつつプレイするのが普通です。
このとき、コミュニケーションの取る手段としては
- Skypeなどの電話ソフトで話しつつプレイする
- リアルでパソコンを持ち寄って、リアルで会話しつつプレイする
の2通りがありますが
前者の場合、ネットを通しての通話だと
- 「ネット回線のせいでマイク音声が聴こえなかった。そのせいで撃ち殺された。」
- 「ネット回線のせいでマイク音声が遅延した。そのせいで撃ち殺された。」
みたいなことが起こるかもしれません。
また後者の場合、リアルで会話することができるので、コミュニケーションの面では完璧ですが、「ヘッドホンをすると会話ができない」という致命的な欠点があります。
FPSゲームをするときってヘッドホンを絶対しますよね?
ヘッドホンをすると人の声って聴こえないですよね?
じゃあダメじゃん?
ってことです。
「じゃあどうすればいいんだ!?」
という問題を解決できるのが「デイジーチェーン」機能です!
「デイジーチェーン」を使えば
ヘッドホンをしつつ、ゲームの音も聴こえるし、仲間のマイクの音声も聴こえるし、ケーブルで繋いでいるので音声の遅延・音切れの心配もありません!完璧です!
デイジーチェーンに対応しているサウンドカード
例えば、以下のサウンドカードは、最大8台までデイジーチェーンに対応していたりします↓。
まとめ
というわけで「デイジーチェーン」をまとめると
・サウンドカードのデイジーチェーンとは、デイジーチェーン端子で繋がったサウンドカードのマイク入力音声を共有できる接続方法のこと!
・デイジーチェーンを使えば、ガチゲーマー同士の連携プレイが有利になる!
でした!
以上、参考になればうれしいです!
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