【グラフィックボード】リファレンスとオリジナルの違い|メリット・デメリット

グラフィックボードには

  • リファレンスモデル
  • オリジナルモデル

の2種類があります。

この記事では、この2種類の違いについて紹介します。

違い

結論から言うと

  • リファレンスモデル
    →GPUメーカーが作ったグラフィックボード
  • オリジナルモデル
    →グラフィックボードメーカーが作ったグラフィックボード

    という違いです。

    リファレンスモデル

    リファレンスモデルは、GPUメーカー(NVIDIAやAMD)が作ったグラフィックボードです。

    要するに

    • NVIDIA
    • AMD

    の2社が作ったグラフィックボードです。

     

    GPUメーカーは基本的にGPUのみを販売するんですが

    「こんなGPUを発売するよ!」と発表すると同時に、「このGPUを搭載したグラフィックボードを作ってみたよ!」みたいな感じでグラフィックボードも同時に発売します。

    そのグラフィックボードのことを「リファレンスモデル」といいます。

     

    例えば「GTX 1070」というGPUを例に出すと、これ↓がリファレンスモデルです。

     

    また、リファレンスモデルは、グラフィックボードメーカーからも販売されます。

    例えば、これ↓はMSIから発売されているリファレンスモデルです。

     

    商品の画像を見てもらったら分かるように、中に入っているグラフィックボードはまったく同じものです。

    なので、リファレンスモデルのものならどのメーカーから買っても同じです。(パッケージが違うだけなので)

    オリジナルモデル

    オリジナルモデルは、グラフィックボードメーカーが独自の設計で作ったグラフィックボードです。

    例えば

    • 「このGPUは発熱がすごいから、ファンを多めにつけよう」
    • 「ビデオメモリを多めに搭載しよう」
    • 「出力端子はDisplayPortを3個つけよう」

    というふうに独自の考えによって設計されます。

     

    例えば「GTX 1070」というGPUを例に出すと、これら↓がオリジナルモデルです。

    メリット・デメリット

    次にメリット・デメリットについて紹介したいと思います。

    リファレンスモデル オリジナルモデル

    「Founders Edition」
    「FEモデル」

    などとも呼ばれる

    名前

    「OCモデル」

    などとも呼ばれる

    低めに設定されている

    オーバークロック

    高めに設定されている

    基本的に最低限。

    冷却性能

    モノによるがリファレンスモデルよりは冷えるのがほとんど

    主に

    ・ファン(数や大きさや回転数)
    ・ヒートシンク(材質や大きさ)

    などが高性能化されていることが多い

    DVIがDisplayPortに変更されていたりすることはあるが、違いは特にない

    出力端子

    DVIがDisplayPortに変更されていたりすることはあるが、違いは特にない

    「これくらいのメモリあればいいよね」くらいのメモリは最低限搭載されている

    ビデオメモリ

    モノによるがリファレンスモデルより多く搭載されているモデルもある

    ほとんどが外排気型のファンなので、「うるさいなぁ」と感じることがあるかも

    サイレント性

    ほとんどが内排気型のファンで、しかも静音性を考慮して作られているものばかりなので、静かなものが多い

    普通

    電力量

    基本的に最初からオーバクロックされているものがほとんどなので、リファレンスモデルよりも電力量は多くなりがち

    というわけで

    基本的に、オリジナルモデルのほうが全体的に高性能です。(もちろん例外はありますが)

     

    以上、参考になればうれしいです!

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