このページでは、グラフィックボードのクロックジェネレータについて紹介します。
グラフィックボード → クロックジェネレータが組み込まれている
グラフィックボードやマザーボードにはクロックジェネレータという回路が組み込まれているのですが
クロックジェネレータの数によって、マルチディスプレイできる数が決まります。
例えば
- クロックジェネレータが2つ・・・
→最大2つまでディスプレイを描画できる
- クロックジェネレータが4つ・・・
→最大4つまでディスプレイを描画できる
という感じです。
DisplayPort → クロックジェネレータなしで描画できる
ただし、DisplayPortだけは例外です。
DisplayPortはクロックジェネレータなしに描画できます。
また、DisplayPortからHDMI(DVI)に変換する場合、以下のどちらのケーブルを使うかによってクロックジェネレータが使われたり使われなかったりします。
基本的にディスプレイを2つだけ繋ぐだけなら、パッシブケーブルを使っておけば問題ないですが
ディスプレイを3~4つを繋ぐ場合は、クロックジェネレータの数に応じてアクティブケーブルを使ったほうが良いです。
関連:DisplayPortのアクティブとパッシブの違い|メリット・デメリット
関連:DisplayPortのシングルモードとデュアルモードの違い
クロックジェネレータの数=グラフィックボード製造メーカーが決める
「クロックジェネレータを何個組み込むか」は、グラフィックボードを製造しているメーカーが決めます。
基本的に
端子の数 = クロックジェネレータの数
なグラフィックボードが多いです。
ですが、グラフィックボードによっては
- 映像端子の数:4
- クロックジェネレータ:3
みたいに「クロックジェネレータより映像端子の数のほうが多いグラフィックボード」もあったりします。
クロックジェネレータの数は、グラフィックボードの仕様に書いていないメーカーばかりなので
- メーカーに直接問い合わせる
- 自分で基盤を見て確かめる
- ネットで「自分のグラフィックボードはディスプレイをいくつまで接続できるのか?」を調べる
という3つの方法いずれかで確かめることができません。
まとめ
というわけで
・クロックジェネレータは、ディスプレイに描画するのに必要なもので、1つの端子につき1つのクロックジェネレータが使用される
・だけど、DisplayPortだけは例外で、クロックジェネレータは使用されない
・ただし、DisplayPort→HDMIなどに変換する際に、パッシブケーブルを使用すると、クロックジェネレータが使用される。(アクティブケーブルを使用するとクロックジェネレータは使用されない)
という内容でした!
以上、参考になればうれしいです!
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