Windows10でRAID1(バックアップ)をするには、いろいろなやり方があります。
それらについて紹介します。
WindowsでRAIDを設定する方法
1.Windows10のRAID機能を使う方法
Windows10では標準で
- RAID0(ストライプ)・・・データを複数のHDDに分散して書き込む方式
- RAID1(ミラーリング)・・・2つのHDDに同じデータを書き込む方式
の2種類のRAIDが設定できます。(WindowsのエディションによってはRAID0しか設定できませんが)
詳しくは以下ページをごらんください。
参考:Windows10でRAID(バックアップ)を構築する方法
2.外付けのRAID機器を使う方法
外付けのRAID機器を使う方法です。
具体的には
- インターフェースカード
- ボックス
の2種類のRAID機器があります。
インターフェースカードで言うと以下のような商品です。
インターフェースカードでは
- インターフェースカードをPCに差し込む
- インターフェースカードと内臓のHDD(複数台)をSATAケーブルで繋ぐ
という風にして、PCでインターフェースカードのドライバをインストールすればRAIDが設定できるようになります。(なので基本的にデスクトップPCでしか使用できません)
参考:AmazonでRAID対応のインターフェースカードを探す
ボックスで言うと以下のような商品です。
ボックスでは
- ボックスに内蔵HDD(複数)を差し込む
- ボックスとPCをUSBで繋ぐ
というふうにするだけでRAID1が設定できます。(手間をかけたくない人にオススメです。)
3.BIOS(UEFI)からRAID設定を行う方法
PCのBIOS(UEFI)の設定から「HDD1とHDD2をRAID1にする」みたいに設定する方法です。
(これについてはBIOSごとに設定方法が違うので、自分のPCのマザーボードの型番名などで検索してみてください。)
4.robocopyコマンドでRAIDを行う方法
この方法は厳密に言うとRAIDではありませんが
Windowsのrobocopyコマンドを使って、RAID1みたいにする方法です。
詳しくは以下ページをごらん下さい。
参考:外付けHDD+robocopyでRAID1を作る方法【Windows】
どの方法がオススメか?
以下、メリット・デメリットを表にまとめました。
1.の方法 | 2.の方法 | 3.の方法 | 4.の方法 | |
---|---|---|---|---|
お金はかかる? | 0円 | 3,000~30,000円くらい | 0円 | 0円 |
PCを買い替えた後も楽に設定できる? | HDDを初期化する必要がある |
・HDDを初期化する必要がある ・できる |
HDDを初期化する必要がある | できる |
どんなPCでも使える? | Windows10のProfessionalを搭載しているPCのみ |
・デスクトップPCのみ ・どんなPCでも使える |
基本的にどんなPCでも使える | 使える (Windows以外の場合は他のコマンドで代用すればいい) |
完璧なRAIDが実現できる? | できる |
できる |
できる | できない (robocopyを実行しないとバックアップは行われないので、厳密に言うと完璧なRAID1ではない) |
かんたん? | かんたん |
かんたん |
難しい (BIOSの設定をする必要があるので) |
少しだけ難しい (robocopyというコマンドを使用する必要があるので) |
RAIDの装置が壊れるリスクはある? | ない |
ある |
ない | ない |
緑文字:メリット
赤文字:デメリット
自分にあった方法をどうぞ!
ちなみに個人的には4.の方法がオススメです!(僕もこの方法でバックアップしてます)
以上、参考になればうれしいです!
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