パソコンで重要なパーツの1つである「HDD」。
このページでは
「HDDって何?」という人向けに、HDDについて紹介したいと思います!
HDD(ハードディスク)とは?
HDDは、データを保存するためのパソコン機器です。
HDDの仕組み
CDみたいな円盤ディスク(プラッタ)を高速で回転させて、昔のレコードみたいな仕組みでデータを読み書きします。
上写真の白い円盤のようなものがプラッタです。(プラッタのことを「ディスク」とも言います)
プラッタはHDDの容量によって1枚~4枚のものまであります。
例えば、
- 4TBのHDD:プラッタ4枚
- 2TBのHDD:プラッタ4枚
- 1TBのHDD:プラッタ2枚
- 500GBのHDD:プラッタ1枚
と様々です。
内蔵タイプ、外付けタイプの2種類がある
HDDには、
- 内蔵タイプ
- 外付タイプ
の2種類があります。
接続方法
内蔵タイプは、
HDD(内蔵) ↔ SATAケーブル ↔ マザーボード
みたいな感じで接続して使います。
外付タイプは、
HDD(外付) ↔ USBケーブル ↔ パソコンのUSB端子
みたいな感じで接続して使います。
ただ、内蔵タイプのHDDも、
HDD(内蔵) ↔ SATAケーブル ↔ SATAとUSBを変換するアダプタ ↔ USBケーブル ↔ マザーボード
みたいな感じで接続すれば、外付けHDDと同じように使えます。
ちなみに、外付タイプのHDDも、分解すれば内蔵タイプのHDDが使われています。
なので、分解すれば内蔵HDDとしても使えたりします。
価格
内臓タイプのほうが価格が安めです。
外付けタイプのほうが価格が高めです。
2.5インチ、3.5インチの違い
HDDには、
- 2.5インチ
- 3.5インチ
の2種類があります。
2つの違いは「大きさ」だけです。
デスクトップパソコンでは、3.5インチが使用されます。
ノートパソコンでは、2.5インチが使用されます。
ただ、どちらも接続方法は同じなので、パソコンにHDDを収納するスペースがあるなら、2.5インチが搭載されていたパソコンで、3.5インチを使用することも可能です。
価格
3.5インチのほうが価格が安めです。
2.5インチのほうが価格が高めです。
HDDの選び方
価格.comにのっているHDDのスペック表↑を使って、
HDDの選び方を紹介したいと思います。
容量
容量は、単純に「どれだけデータを保存できるか」を表したものです。
HDDの用途にもよりますが、
- テキストを保存する目的なら・・・500GB以上
- 写真を保存する目的なら・・・2TB以上
- 動画を保存する目的なら・・・4~8TB以上
という感じで選べば良いと思います。
回転数
HDDのプラッタの回転数は、
- 5400rpm
- 7200rpm
- 10000rpm
と3種類ほどあります。(rpm=回転/分)
回転数が早いほど、データの読み書きが高速になります。
ただ現状、HDDはデータを保存するためだけに使用するものだと思うので、「HDDを保存するだけなら5400rpmで十分じゃね?」という気がします。
OSなどはSSDに保存すれば良いので・・。
プラッタ(ディスク)の数
プラッタ1枚当りの容量が大きい方が、HDDとして優れているとされています。
なぜなら、
- 枚数が少なくければ回転するディスクが少ないので・・・
→その分、発熱量が減りHDDの寿命が長くなる - プラッタ容量が大きいので、1枚あたりのデータ密度が高く、読み取る針の移動距離・移動回数が減る・・・
→その分、読み込み・書き込みの速度が向上するし、部品の劣化がしにくくなる
というメリットがあるからです。
なので、HDDを買うなら、プラッタの数も意識した方が良いかもしれません。
キャッシュ
HDDとメモリの速度差を埋めるためにデータを一時的に保存しておくメモリのこと。
メモリの書き込み速度は約毎秒9TBほど。HDDの書き込み速度は115MBほど。(7200rpmHDDの場合)
かなりの速度差がある。
インターフェース
HDDの接続方法には、以下の2種類があります。
- IDE端子
- Serial ATA端子(SATA端子)
IDE端子
IDE端子は、旧時代の端子です。
SATA端子よりも大きくて場所を取り、転送速度も劣ります。
なので、今現在使う意味はありません。
Serial ATA端子(SATA端子)
今のパソコンに使われている端子で、IDEより高速で端子が小さいの特徴です。
現在のパソコンの主流はSATA端子です。
正式名称は「Serial ATA端子」ですが、略して「SATA端子」と呼ばれる事が多いです。
また、SATA端子には、
- Serial ATA 3.0 Gbps・・・はやい
- Serial ATA 6.0 Gbps・・・もっとはやい
という2つの規格があります。
USB3.0とUSB2.0みたいな違いです。
Serial ATA 3.0 Gbpsは、
- Serial ATA II
- S-ATA2
- Serial ATA 300
とも言います。
Serial ATA 6.0 Gbpsは、
- Serial ATA III
- S-ATA3
- Serial ATA 600
とも言います。
今現在は「Serial ATA 6.0 Gbps」が主流です。
まとめ
というわけで、
HDD・・・データを保存するためのパソコン機器!
HDDなんて安くて容量が多ければ何でもOK!
という話でした!
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