サウンドカードとは?かしこい選び方を紹介します!

パソコンで音を出したりするのに必要な「サウンドカード」。

 

このページでは、「サウンドカードってなに?」という人向けに

  • サウンドカードとは?
  • サウンドカードの選び方

を紹介したいと思います!

サウンドカードとは?

▲内蔵タイプのサウンドカード。

サウンドカードは、パソコンで流れる音を処理するためのパーツです。

 

ザックリ言うと

サウンドカード → スピーカー

という風に繋いで、パソコンの音を出したり、

 

マイク → サウンドカード

という風に繋いで、パソコンに音を録音したりするためのパーツです!

今の時代=サウンドカードは不要

「私のパソコンにはサウンドカードなんて付いてないけど・・?」という人が多いと思うのですが

実は、市販されているパソコンにはサウンドカードは付いていません。

 

「え?じゃあなんでサウンドカードがないのに音が出るの?」と思うかもしれませんが

それはマザーボードにサウンドカードの機能が搭載されているからです。

(「マザーボードにサウンド機能をオマケで付けたれ!」みたいなノリ)

ちなみに、マザーボードにサウンドカードの機能が搭載されていることを

  • オンボードサウンド(略してオンボード
  • チップセット内蔵サウンド(略してチップセット内蔵
  • サウンドチップ内蔵

などと呼びます。

 

つまり、マザーボードが「私がサウンドカードの代わりに音を出してあげるよ!」といって音を出してくれるわけです!

ちなみに、マザーボードはグラフィックボードの代わりとしても働くことがあります!

参考グラフィックボードとは?

サウンドカードの必要性

「じゃあサウンドカードって誰が買うの?」という話ですが

昔はマザーボードサウンドの音質が悪かったので、「高音質な音が聞きたい!」という人はサウンドカードを買うのが当たり前でした。

ですが、最近のマザーボードサウンドは、非常に高音質になってきているので「わざわざサウンドカードを買う必要ないよね。マザーボードサウンドで十分だよね。」という状況になっています。

 

なので、今の時代に「サウンドカードがほしい!」という人は

「マザーボードの音質じゃ我慢できない!」

「マザーボードの機能じゃ我慢できない!」

みたいな”音にこだわりがある人”だけです。

価格が高いサウンドカードは何が良い?

サウンドカードには、数千円~数万円とさまざまなグレードの商品があります。

 

「価格が高いサウンドカードだと具体的に何が良くなるの?」という話ですが

サウンドカードが高性能だと、

  • 音質が良くなったり(使われている部品が高品質になる)
  • 出力端子がノイズに強い端子にされていたり(金メッキ加工されてたり)
  • 高クオリティなエフェクト機能(エコー、リバーブなど)が付いていたり
  • 高クオリティな音声加工機能(女声にしたり)が付いていたり
  • エコーキャンセラーが付いていたり

などのメリットがあります。 

格安のサウンドカード vs マザーボードサウンド

「格安(3千円程度)のサウンドカードとオンボードサウンドってどっちの方が音質が良いの?」

という話ですが、音質はどちらもほぼ同じです。

 

なので「音質を良くしたい!」という人は格安のサウンドカードを購入してもほぼ無意味なので、買わないほうが良いです。

 

詳しくは以下ページを参考にしてみて下さい!

参考サウンドカードとオンボードサウンドの違い

サウンドカードの選び方

外付タイプと内臓タイプ

サウンドカードには

  • 外付けタイプ・・・おもにUSB
  • 内蔵タイプ・・・おもにPCI Express X1

の2種類があります。

どちらも「音を出力したり録音したりできる」という点は同じです。

 

例えば、「サウンドカード」も「オンボードのサウンド機能」も付いていないパソコンは、音を出すことができませんが

そんなパソコンにサウンドカード(内蔵でも外付けでも)をつければ、音を出すことができるようになります。

なので、好きな方を買えばOKです!

 

2つの違いは、ザックリと以下のような感じです!

  サウンドカード(外付け) サウンドカード(内蔵)
商品例
価格
入出力端子の豊富さ
取り付け方法 USB 「PCI Express X1」が採用されているものが多い
ノイズの乗りやすさ
場所を取るか

詳しくは以下ページを参考にしてみて下さい!

参考外付サウンドカードと内臓サウンドカードの違い

入力端子、出力端子

入力端子は、パソコンで音を録音するための端子。

例えば、マイクを挿すのに使います。

 

出力端子は、パソコンの音を聴くための端子。

例えば、イヤホンを挿すのに使います。

 

端子には主に

  • ミニフォーン端子(「ミニ端子」「3.5mm端子」などとも呼ばれる)
  • RCA端子
  • 光デジタル出力端子
  • 同軸デジタル出力端子(※高級なサウンドカードにしか搭載されてない)

の4種類があります。

 

イヤホンやヘッドフォンでよく使用されているのが「ミニプラグ端子」です↓。

(スマホに付いている端子は「ミニジャック端子」です)

ちなみに

  • プラグ =挿すほう(オス)
  • ジャック=挿されるほう(メス)

です。

 

なので「ミニ端子」の場合、

  • ミニプラグ端子 =挿すほう(オス)
  • ミニジャック端子=挿されるほう(メス)

となります。

 

 

「ミニ端子」以外の端子は、馴染みがない人が大半だと思うのですが

「ミニ端子」以外の端子は、音にこだわりがあるプロなどが使う端子なので、特にそこまで気にする必要はありません。

 

なので「どの端子を使うのが1番いいの?」という話ですが、

正直、どれを使っても音質に大差はないので、どれを使っても良いです。

ちなみに、それぞれの端子に互換性はありません。

例えば

  • ミニ端子なイヤホンを、RCA端子に挿すことはできません。
  • ミニ端子なイヤホンを、光デジタル出力端子に挿すことはできません。

という感じ。

ただ、ほとんどの端子には、変換アダプタなる商品が売られているので、こういう商品↓を使えば、異なる端子同士でも接続できます。

関連ミニ端子、RCA端子・光デジタル端子の違い

サラウンド機能

サラウンドとは「複数のスピーカーを設置して立体感のあるサウンドにしようぜ!」みたいな機能です。

例えば、映画館では

  • 後ろ

といった感じで、いろいろな方向から音が聴こえてきて「まるで本当にその場にいるような臨場感」が味わえます。

 

サウンドカードのサラウンド機能を使えば、それを同じことができるようになります。

関連バーチャルサラウンドとは?

S/N比

S/N比は「どれだけノイズが少ないか」を表した数値です。

S/N比が大きいほどノイズが少なくクリアな音を再生できます。

 

ただ正直な話、普通の人が「ふむふむ。このサウンドカードはS/N比が大きいね。」などと違いを聞き分けることなんてほぼ不可能なので、特に気にしなくていい項目です。

出力サンプリングレート、入力サンプリングレート

サンプリングレートは、アナログ信号からデジタル信号への変換を1秒間にどれだけ行うかを示した数値です。

サンプリング周波数とも言ったりします。

サンプリングレートが大きいほど、高音質になります。

参考サンプリングレート・ビット深度・ビットレートの意味と関係性

 

ただ正直な話、普通の人が「ふむふむ。このサウンドカードはサンプリングレートが高いね。」などと違いを聞き分けることなんてほぼ不可能なので、これについても特に気にしなくていい項目です。

まとめ

というわけで

・サウンドカード=パソコンで音を出すためのパーツ

・今の時代、オンボードのサウンドで十分すぎる

・なので音にこだわる人以外は、サウンドカードは不要

・サウンドカードで高音質を求めるなら価格が高いヤツを買えばいい

という記事でした!

 

以上、参考になればうれしいです!

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