HDDとは?かしこい選び方を紹介します!

パソコンで重要なパーツの1つである「HDD」。

 

このページでは

「HDDって何?」という人向けに、HDDについて紹介したいと思います!

HDD(ハードディスク)とは?

▲これがHDD。

HDDは、データを保存するためのパソコン機器です。

HDDの仕組み

CDみたいな円盤ディスク(プラッタ)を高速で回転させて、昔のレコードみたいな仕組みでデータを読み書きします。

▲中を開けるとこのようになっていて、白色の円盤部分が高速に回転して、針みたいなものでデータを読み書きします。

上写真の白い円盤のようなものがプラッタです。(プラッタのことを「ディスク」とも言います)

プラッタはHDDの容量によって1枚~4枚のものまであります。

 

例えば、

  • 4TBのHDD:プラッタ4枚
  • 2TBのHDD:プラッタ4枚
  • 1TBのHDD:プラッタ2枚
  • 500GBのHDD:プラッタ1枚

と様々です。

内蔵タイプ、外付けタイプの2種類がある

HDDには、

  • 内蔵タイプ
  • 外付タイプ

の2種類があります。

接続方法

内蔵タイプは、

HDD(内蔵) ↔ SATAケーブル ↔ マザーボード

みたいな感じで接続して使います。

 

外付タイプは、

HDD(外付) ↔ USBケーブル ↔ パソコンのUSB端子

みたいな感じで接続して使います。

 

ただ、内蔵タイプのHDDも、

HDD(内蔵) ↔ SATAケーブル ↔ SATAとUSBを変換するアダプタ ↔ USBケーブル ↔ マザーボード

みたいな感じで接続すれば、外付けHDDと同じように使えます。

ちなみに、外付タイプのHDDも、分解すれば内蔵タイプのHDDが使われています。

なので、分解すれば内蔵HDDとしても使えたりします。

価格

内臓タイプのほうが価格が安めです。

外付けタイプのほうが価格が高めです。

2.5インチ、3.5インチの違い

HDDには、

  • 2.5インチ
  • 3.5インチ

の2種類があります。

 

2つの違いは「大きさ」だけです。

 

デスクトップパソコンでは、3.5インチが使用されます。

ノートパソコンでは、2.5インチが使用されます。

 

ただ、どちらも接続方法は同じなので、パソコンにHDDを収納するスペースがあるなら、2.5インチが搭載されていたパソコンで、3.5インチを使用することも可能です。

ちなみに、SSDはすべて2.5インチです。

価格

3.5インチのほうが価格が安めです。

2.5インチのほうが価格が高めです。

HDDの選び方

価格.comにのっているHDDのスペック表↑を使って、

HDDの選び方を紹介したいと思います。

容量

容量は、単純に「どれだけデータを保存できるか」を表したものです。

HDDの用途にもよりますが、

  • テキストを保存する目的なら・・・500GB以上
  • 写真を保存する目的なら・・・2TB以上
  • 動画を保存する目的なら・・・4~8TB以上

という感じで選べば良いと思います。

回転数

HDDのプラッタの回転数は、

  • 5400rpm
  • 7200rpm
  • 10000rpm

と3種類ほどあります。(rpm=回転/分)

回転数が早いほど、データの読み書きが高速になります。

ただ、回転数が早いHDDほど、衝撃に弱くなります。
(10000rpmのものは、壊れやすいためかあまり普及していません)

 

ただ現状、HDDはデータを保存するためだけに使用するものだと思うので、「HDDを保存するだけなら5400rpmで十分じゃね?」という気がします。

OSなどはSSDに保存すれば良いので・・。

プラッタ(ディスク)の数

プラッタ1枚当りの容量が大きい方が、HDDとして優れているとされています。

なぜなら、

  • 枚数が少なくければ回転するディスクが少ないので・・・
    →その分、発熱量が減りHDDの寿命が長くなる
  • プラッタ容量が大きいので、1枚あたりのデータ密度が高く、読み取る針の移動距離・移動回数が減る・・・
    →その分、読み込み・書き込みの速度が向上するし、部品の劣化がしにくくなる

というメリットがあるからです。

なので、HDDを買うなら、プラッタの数も意識した方が良いかもしれません。

キャッシュ

HDDとメモリの速度差を埋めるためにデータを一時的に保存しておくメモリのこと。

メモリの書き込み速度は約毎秒9TBほど。HDDの書き込み速度は115MBほど。(7200rpmHDDの場合)
かなりの速度差がある。

インターフェース

HDDの接続方法には、以下の2種類があります。

  • IDE端子
  • Serial ATA端子(SATA端子)

IDE端子

▲IDE端子。

IDE端子は、旧時代の端子です。

SATA端子よりも大きくて場所を取り、転送速度も劣ります。

なので、今現在使う意味はありません。

Serial ATA端子(SATA端子)

▲マザーボードに付いているSATA端子。

今のパソコンに使われている端子で、IDEより高速で端子が小さいの特徴です。

現在のパソコンの主流はSATA端子です。

 

正式名称は「Serial ATA端子」ですが、略して「SATA端子」と呼ばれる事が多いです。

また、SATA端子には、

  • Serial ATA 3.0 Gbps・・・はやい
  • Serial ATA 6.0 Gbps・・・もっとはやい

という2つの規格があります。

USB3.0とUSB2.0みたいな違いです。

Serial ATA 3.0 Gbpsは、

  • Serial ATA II
  • S-ATA2
  • Serial ATA 300

とも言います。

Serial ATA 6.0 Gbpsは、

  • Serial ATA III
  • S-ATA3
  • Serial ATA 600

とも言います。

 

今現在は「Serial ATA 6.0 Gbps」が主流です。

まとめ

というわけで、

HDD・・・データを保存するためのパソコン機器!

HDDなんて安くて容量が多ければ何でもOK!

という話でした!

 

関連HDDとSSDの違いとは?

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