アクティブスピーカーとパッシブスピーカーの違い｜メリット・デメリット

スピーカーには、大きく分けて

• アクティブスピーカー
• パッシブスピーカー

の2種類があります。

 

このページでは、この2つの違いについて紹介したいと思います！

違い

アクティブスピーカーとパッシブスピーカーの違いは、

アンプが内蔵されているかどうか

です。

 

具体的には

という風に違います。

 

「アンプってなんだよ」って話ですが

アンプは音を大きくしたり小さくしたりする機能です。

 

要するに、

という違いです。

アクティブスピーカーの商品例

以下の商品は、アクティブスピーカーです。

 

ツマミが付いていますよね。

 

また、

• 上の商品：USB接続
• 下の商品：コンセント接続

という感じで、どちらの商品も電源を必要とします。

パッシブスピーカーの商品例

以下の商品は、パッシブスピーカーです。

 

以下のように、前面にも背面にもツマミが付いていません。（電源プラグもなし）

引用：FOSTEX かんすぴ スピーカーシステム ハイレゾ対応 P802-S：Amazon.com

 

このようにパッシブスピーカーはアンプが付いていないので、

パッシブスピーカーを使う場合は、以下のような「アンプ」と呼ばれる機器を

アンプ → パッシブスピーカー

という風に繋いで使わないと、音が小さすぎて使い物になりません。

メリット・デメリット

以下、「一般的にはこういうメリットとデメリットがあるよね！」というのを表にまとめたものです。

アクティブスピーカー		パッシブスピーカー
○	価格が安い？	✕
✕	音質が良い？	○
○	省スペースで設置できる？	✕
○	接続が簡単？	✕

○：メリット
✕：デメリット

 

順番に見ていきましょう！

価格が安い？

アクティブスピーカーは全体的に価格が安めです。

 

それに対して

パッシブスピーカーは全体的に価格が高めです。

しかも、パッシブスピーカーを使う場合はアンプも購入する必要があるので、さらに費用がかさみます。

 

音質が良い？

アクティブスピーカーは全体的に低音質です。

 

それに対して

パッシブスピーカーは全体的に高音質です。

省スペースで設置できる？

スピーカー自体の大きさは、どちらも大差ないのですが（もちろん商品によりますが）

パッシブスピーカーはアンプと一緒に使用する必要があるので、必然的にアンプを設置するスペース分だけ場所を取ります。

なので、全体的にパッシブスピーカーの方が場所を取ります。

接続が簡単？

アクティブスピーカーは、スピーカーの電源をONにして、端子と端子を繋ぐだけで音が出ます。

 

それに対して

パッシブスピーカーは、接続が少し複雑です。

 

例えば、パッシブスピーカーでは以下のように繋ぎ方がいろいろ考えられます。

PC(サウンドカード) →(光角型)→ DAC → アンプ → パッシブスピーカー

PC(マザーボード) →(光角型)→ アンプ(DAC内蔵) → パッシブスピーカー

PC →(USB)→ DAC → アンプ → パッシブスピーカー

PC →(USB)→ アンプ(DAC内蔵) → パッシブスピーカー

PC(サウンドカード) →(RCA)→ アンプ → パッシブスピーカー

PC(サウンドカード) →(ミニプラグ)→ アンプ → パッシブスピーカー

・
・

 

（この時点で初心者の人からすると「意味わかんねえ」という感じだと思うのですが、最初はそれが普通なので安心してください･･）

 

また、アンプの種類も、

• プリメインアンプ･･･スピーカーに出力する用のアンプ
• ヘッドホンアンプ･･･ヘッドホンに出力する用のアンプ

の2種類がありますし（参考：プリメインアンプ・ヘッドホンアンプの違い）、

もう本当に「数え切れねえよ！」ってくらい色々な組み合わせがあるのです。

 

つまり

パッシブスピーカーを使う場合は、ある程度のオーディオ知識が必要になる上に、接続自体も複雑なんです！

まとめ

というわけで

アクティブスピーカー：アンプが内蔵されている。安価で手頃なスピーカー。

パッシブスピーカー　：アンプが内蔵されていない。高価で知識が必要だけど高音質なスピーカー。

という記事でした！